かくれおび
2011年 08月 09日
庭のミカンの木にいたお方。
通常のクモの巣の上に白く美しいX型の帯状の網を張っています。
調べてみるとコガネグモの一種でした。
この白い部分は昔から「かくれおび」と呼ばれていて、クモはこの帯に身を隠しつつ、白い部分に紫外線を反射させ、花と勘違いした昆虫が罠にかかるのを待っているのだそうです。
昆虫は人の目には見えない紫外線を見ることができるんですね。
実際の花でも、蜜があることを示すガイドマーク(人の目には見えない)があり、それが紫外線に反射することで模様が浮き上がり、昆虫に蜜のありかを教えているのだとか。
● 「花と昆虫がつくる自然」 田中 肇 著より
↓「コガネグモ 巣」で検索していると、こんな記事を見つけました。
● 餌を引き寄せるコガネグモの巣
↓また、個体によってはちょっと不器用な子もいるんですね(;^_^A
● へんてこりんなコガネグモの巣
あ、そういえば、いつもの谷戸でも6月にこんな巣を見つけていましたっけ。
これはウズグモという蜘蛛の巣です。
これも「かくれおび」。
よく見ると裏側にクモが隠れているのが見えます。
しかし、あんまり見つめると目が回りますのでご注意を^^
by garden-cat
| 2011-08-09 15:35
| 虫