足元の雑草から生きとし生けるすべてのものへ想いを馳せて


by garden-cat
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甘露

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庭のキンカンの枝にたくさんのアリが来ていました。
よく見ると、これまたたくさんのアブラムシもいます。

この方々、何をしているのでしょうか?

アブラムシはキンカンの枝に口吻を刺して汁を吸っています。
では、アリは?アブラムシを食べているのでしょうか?

いいえ、アリはアブラムシのお尻から出る甘露を目当てにやって来ているのでした。

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甘露

~以下抜粋~

『アブラムシがストローのような口吻で植物の篩管の中から吸い上げた液体の中から有機酸、アミノ酸やビタミン等は消化されるが、糖分はほとんどそのままの形で甘露として排泄される。アリはこれをもらうかわりに、アブラムシの外敵を追い払ったり、世話をしたりしている。アリと一緒に住んでいるアブラムシの中には、アリにせがまれた時だけ甘露を出すという行動を示すものもいる。アリに触角で背中を軽くたたかれると、アブラムシは背中を高く持ち上げ、ゆっくりと甘露を排出する。それは腹部末端に液滴となってくっつき、アリにとって非常に飲みやすい。
 アリの中には巣の中にアブラムシを運びこんで植物の根で育てたり、冬の期間中、アブラムシの卵を巣の中に運び、春になって卵からかえった幼虫をトウモロコシの根で育てるものもいる。このように、アリによって牧場のように飼育されるので、アブラムシのことをアリマキともいう。アリはこれらのアブラムシに翅が生えないように大あごから分泌される‘デンドラジン’という幼若ホルモン(いつまでも幼虫の状態を維持させようとする働きを持つホルモン)に似た生理作用を持つ物質を与え、アブラムシが有翅型のものを産むのを抑制するようにしている。』


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へぇ~、アリはアブラムシを飼育したりもしているんですね。
しかも、翅が生えるのを抑制する物質を与えているなんて驚きです。

アブラムシの立場から見ても、天敵であるテントウムシから守ってもらえるので共生関係が成り立っているんですね。
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by garden-cat | 2011-08-12 16:50 |