足元の雑草から生きとし生けるすべてのものへ想いを馳せて


by garden-cat
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生き物倶楽部-動物観察会(秋の昆虫たちの様子)

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生き物倶楽部では毎月第一土曜日に動物観察会をしています。
動物といっても丘陵地の谷戸なので出会う生き物はやはり昆虫が多くなります。

写真は谷戸の湿地。生き物倶楽部で手入れをしていますが、私はまだ参加したことがありません。
次こそは参加してみたいな~。

手前のタカアザミはもうほとんどが綿毛になっていますね。
タカアザミは秋の蝶たちにとっては重要な蜜源になるので、また来年たくさん咲いてくれるといいな。
タカアザミの花はこちら(約1ヶ月前の様子)

奥の白っぽいのはオギです。
ススキに似ていますが、ススキが株立ちになるのに対してオギは根元が1つ1つ離れて平行に立っています。
また、ススキはあまり場所を選びませんが、オギは湿地や河川敷などの湿った場所を好むようです。


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民家の畑にはオオカマキリの卵のうがありました(あ、これは観察会では見ませんでしたが・・・)。
この状態で越冬し春には中からチビカマキリがたくさん出てきます。

ん~、でもここは畑。刈られちゃうかも(;^_^A

カマキリは他の昆虫を捕食する肉食性の昆虫なので、他の虫の発生をバランスよく保ってくれる役割があります。


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クビキリギス。
唇?が赤いのが特徴です。
こうやって見るとちょっとひょうきんな感じ^^
ススキの根元をかきわけるといました。

クビキリギスやツチイナゴはススキの根元で越冬します。
そろそろ越冬場所を探して移動し始めているのですね。

越冬している姿はクビキリギスの場合、ススキの根元の土に頭を下にして刺さっているそうですww
見てみたい。
ちなみにツチイナゴは頭が丸いので普通に上を向いているようです。


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ミスジマイマイがいました。
枯れ葉の上でじっとしていましたが、型を見るために移動させました。

型というのは色帯変異型(簡単に言うと黒いラインが入っている場所と数)のことで、ラインの数は多い個体で4本、少ない個体で0本。計算上は全部で16通りの型があることになりますが、実際に見かけるのはそのうち4~6種ほど。この子は狭山丘陵では珍しい0200型でした。

詳しくは生き物倶楽部shinoさんのブログ


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キノカワガが木の皮になりきっていました。

どこにいるか分かるかな?
この姿で越冬します。


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コバネイナゴのカップルがいました。
イネの害虫ですが、生態系のバランスがとれていれば大発生することもなくうまくやっていけるんですね。


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何かの実に見えますが、これはヌルデミミフシという虫こぶです。

虫こぶというのは昆虫が植物に産卵したり寄生したりする時に昆虫の出す物質で植物の組織が一部肥大してできたものをいいます。
中にいる虫の名前とは別に虫こぶ自体に「~フシ」などという名前があります。
このヌルデミミフシの中にはヌルデシロアブラムシがいました。

虫こぶを振ると白っぽい粉状のものがさらさらとこぼれ落ちましたが、これはアブラムシが出すロウ物質ということで合っているかな?ちょっと検索してみましたが出てきませんでした。

この虫こぶはタンニンの含有量が多いので昔からお歯黒や白髪染めなどの色素原料として用いられてきたそうです。

五倍子(ごばいし)、または付子(ふし)とも呼ばれています。


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ヤマノイモの葉にダイミョウセセリの幼虫がいました。
こんなふうに自分で葉っぱを切って、切り取った部分で葉っぱに蓋をしてその中で越冬します。

蓋をしている写真も撮ればよかったと、今気づく。。。

ダイミョウセセリ成虫写真はこちら


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他にもいろいろ、ヨコヅナサシガメの幼虫やナシケンモン(ヤガ科の蛾)の幼虫、カラムシには相変わらずフクラスズメ幼虫がたくさん、エノキの幼木にはアカボシゴマダラ幼虫、ワカバグモ、ジョロウグモなどなどいましたが紹介しきれないのでひとまずこのへんで。

野鳥ではそろそろ冬の鳥たちも集まってきている様子で、ジョウビタキやモズの声(私は分からなかったけど・・・;^_^A) もしていたそうです。

気温は例年より高めですが、生き物たちも少しずつ冬の準備をし始めているんだなぁと感じた11月の里山でした。

※写真のリンドウは民家の生垣下に一株だけ自然に生えてきたものだそうです。
 間違って刈られないように、みんなで優しく見守っています。
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by garden-cat | 2011-11-06 02:37 |