足元の雑草から生きとし生けるすべてのものへ想いを馳せて


by garden-cat
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カテゴリ:虫( 61 )

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生き物倶楽部では毎月第一土曜日に動物観察会をしています。
動物といっても丘陵地の谷戸なので出会う生き物はやはり昆虫が多くなります。

写真は谷戸の湿地。生き物倶楽部で手入れをしていますが、私はまだ参加したことがありません。
次こそは参加してみたいな~。

手前のタカアザミはもうほとんどが綿毛になっていますね。
タカアザミは秋の蝶たちにとっては重要な蜜源になるので、また来年たくさん咲いてくれるといいな。
タカアザミの花はこちら(約1ヶ月前の様子)

奥の白っぽいのはオギです。
ススキに似ていますが、ススキが株立ちになるのに対してオギは根元が1つ1つ離れて平行に立っています。
また、ススキはあまり場所を選びませんが、オギは湿地や河川敷などの湿った場所を好むようです。


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民家の畑にはオオカマキリの卵のうがありました(あ、これは観察会では見ませんでしたが・・・)。
この状態で越冬し春には中からチビカマキリがたくさん出てきます。

ん~、でもここは畑。刈られちゃうかも(;^_^A

カマキリは他の昆虫を捕食する肉食性の昆虫なので、他の虫の発生をバランスよく保ってくれる役割があります。


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クビキリギス。
唇?が赤いのが特徴です。
こうやって見るとちょっとひょうきんな感じ^^
ススキの根元をかきわけるといました。

クビキリギスやツチイナゴはススキの根元で越冬します。
そろそろ越冬場所を探して移動し始めているのですね。

越冬している姿はクビキリギスの場合、ススキの根元の土に頭を下にして刺さっているそうですww
見てみたい。
ちなみにツチイナゴは頭が丸いので普通に上を向いているようです。


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ミスジマイマイがいました。
枯れ葉の上でじっとしていましたが、型を見るために移動させました。

型というのは色帯変異型(簡単に言うと黒いラインが入っている場所と数)のことで、ラインの数は多い個体で4本、少ない個体で0本。計算上は全部で16通りの型があることになりますが、実際に見かけるのはそのうち4~6種ほど。この子は狭山丘陵では珍しい0200型でした。

詳しくは生き物倶楽部shinoさんのブログ


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キノカワガが木の皮になりきっていました。

どこにいるか分かるかな?
この姿で越冬します。


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コバネイナゴのカップルがいました。
イネの害虫ですが、生態系のバランスがとれていれば大発生することもなくうまくやっていけるんですね。


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何かの実に見えますが、これはヌルデミミフシという虫こぶです。

虫こぶというのは昆虫が植物に産卵したり寄生したりする時に昆虫の出す物質で植物の組織が一部肥大してできたものをいいます。
中にいる虫の名前とは別に虫こぶ自体に「~フシ」などという名前があります。
このヌルデミミフシの中にはヌルデシロアブラムシがいました。

虫こぶを振ると白っぽい粉状のものがさらさらとこぼれ落ちましたが、これはアブラムシが出すロウ物質ということで合っているかな?ちょっと検索してみましたが出てきませんでした。

この虫こぶはタンニンの含有量が多いので昔からお歯黒や白髪染めなどの色素原料として用いられてきたそうです。

五倍子(ごばいし)、または付子(ふし)とも呼ばれています。


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ヤマノイモの葉にダイミョウセセリの幼虫がいました。
こんなふうに自分で葉っぱを切って、切り取った部分で葉っぱに蓋をしてその中で越冬します。

蓋をしている写真も撮ればよかったと、今気づく。。。

ダイミョウセセリ成虫写真はこちら


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他にもいろいろ、ヨコヅナサシガメの幼虫やナシケンモン(ヤガ科の蛾)の幼虫、カラムシには相変わらずフクラスズメ幼虫がたくさん、エノキの幼木にはアカボシゴマダラ幼虫、ワカバグモ、ジョロウグモなどなどいましたが紹介しきれないのでひとまずこのへんで。

野鳥ではそろそろ冬の鳥たちも集まってきている様子で、ジョウビタキやモズの声(私は分からなかったけど・・・;^_^A) もしていたそうです。

気温は例年より高めですが、生き物たちも少しずつ冬の準備をし始めているんだなぁと感じた11月の里山でした。

※写真のリンドウは民家の生垣下に一株だけ自然に生えてきたものだそうです。
 間違って刈られないように、みんなで優しく見守っています。
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by garden-cat | 2011-11-06 02:37 |

甘露

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庭のキンカンの枝にたくさんのアリが来ていました。
よく見ると、これまたたくさんのアブラムシもいます。

この方々、何をしているのでしょうか?

アブラムシはキンカンの枝に口吻を刺して汁を吸っています。
では、アリは?アブラムシを食べているのでしょうか?

いいえ、アリはアブラムシのお尻から出る甘露を目当てにやって来ているのでした。

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甘露

~以下抜粋~

『アブラムシがストローのような口吻で植物の篩管の中から吸い上げた液体の中から有機酸、アミノ酸やビタミン等は消化されるが、糖分はほとんどそのままの形で甘露として排泄される。アリはこれをもらうかわりに、アブラムシの外敵を追い払ったり、世話をしたりしている。アリと一緒に住んでいるアブラムシの中には、アリにせがまれた時だけ甘露を出すという行動を示すものもいる。アリに触角で背中を軽くたたかれると、アブラムシは背中を高く持ち上げ、ゆっくりと甘露を排出する。それは腹部末端に液滴となってくっつき、アリにとって非常に飲みやすい。
 アリの中には巣の中にアブラムシを運びこんで植物の根で育てたり、冬の期間中、アブラムシの卵を巣の中に運び、春になって卵からかえった幼虫をトウモロコシの根で育てるものもいる。このように、アリによって牧場のように飼育されるので、アブラムシのことをアリマキともいう。アリはこれらのアブラムシに翅が生えないように大あごから分泌される‘デンドラジン’という幼若ホルモン(いつまでも幼虫の状態を維持させようとする働きを持つホルモン)に似た生理作用を持つ物質を与え、アブラムシが有翅型のものを産むのを抑制するようにしている。』


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へぇ~、アリはアブラムシを飼育したりもしているんですね。
しかも、翅が生えるのを抑制する物質を与えているなんて驚きです。

アブラムシの立場から見ても、天敵であるテントウムシから守ってもらえるので共生関係が成り立っているんですね。
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by garden-cat | 2011-08-12 16:50 |

かくれおび

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庭のミカンの木にいたお方。
通常のクモの巣の上に白く美しいX型の帯状の網を張っています。
調べてみるとコガネグモの一種でした。

この白い部分は昔から「かくれおび」と呼ばれていて、クモはこの帯に身を隠しつつ、白い部分に紫外線を反射させ、花と勘違いした昆虫が罠にかかるのを待っているのだそうです。
昆虫は人の目には見えない紫外線を見ることができるんですね。

実際の花でも、蜜があることを示すガイドマーク(人の目には見えない)があり、それが紫外線に反射することで模様が浮き上がり、昆虫に蜜のありかを教えているのだとか。

● 「花と昆虫がつくる自然」 田中 肇 著より


↓「コガネグモ 巣」で検索していると、こんな記事を見つけました。

● 餌を引き寄せるコガネグモの巣

↓また、個体によってはちょっと不器用な子もいるんですね(;^_^A

● へんてこりんなコガネグモの巣


あ、そういえば、いつもの谷戸でも6月にこんな巣を見つけていましたっけ。


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これはウズグモという蜘蛛の巣です。
これも「かくれおび」。
よく見ると裏側にクモが隠れているのが見えます。
しかし、あんまり見つめると目が回りますのでご注意を^^
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by garden-cat | 2011-08-09 15:35 |
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いつもの谷戸。林縁でオオスズメバチの亡骸を見つけたので杭の上に乗せて撮影しました。
なかなか間近で見るチャンスはないので、貴重な体験。
死んでいるのが分かっていても、ちょっと怖い。

オオスズメバチはスズメバチの中でも一番大きく世界最大で最強と言われています。
体長は約4cm~4.5cm。
主に土中に営巣します。
食べ物は昆虫や樹液、腐った果実、花の蜜など。
毒性が強く人が刺されると死ぬこともあります。

雄蜂が現れるのは秋のひと月ほどなので、今いる個体は全て雌の働き蜂です。
毒針は産卵管が変化したものなので雌にしかありません。


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コガタスズメバチに体のデザインや色彩などよく似ていますが、胸部の小楯板(背中の部分)が黄色であることや、顔の頭楯(とうじゅん)と呼ばれる部分(マスクみたいなところ)の下の突起の数(2つならオオスズメバチ)で見分けるそうです。


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正面から見たところ。
体を丸めて頭を抱えるようにして死んでいます。
なんだかちょっと可哀想。。。

オオスズメバチで検索すると、ほとんどが害虫駆除のサイトばかり出てきます。
「害虫」の扱いじゃないちゃんとしたものはないかと探すと興味深い記事を見つけました。

オオスズメバチの「警報フェロモン」の成分を突き止めた

なるほど、香りは蜂たちの「言葉」なんですね。
数種類の香りの成分の濃度や配合によって、仲間とコミュニケーションをとっているのですね。

また、セイヨウミツバチはオオスズメバチに全滅させられてしまうのに対して、ニホンミツバチは蜂球(仲間が密集してオオスズメバチを閉じ込め高熱をもって死に至らしめる)を造って対抗できるというのも興味深いですね。
オオスズメバチはアジア地域にしかいないので、ニホンミツバチは長い歴史の中で共存するために共に進化してきたようです。

人もまた、うまく共存していく道を考えていきたいですね。
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by garden-cat | 2011-07-11 12:48 |
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一人で林縁を歩いていると、真っ白でフワフワの毛の生き物がいました。
もっと近くで写真を撮ろうとしたら、手が葉っぱにぶつかり葉を揺らしてしまいました。

すると・・・。


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突然大きな一つ目を出して動かなくなりました。
薄暗い林縁からこちらをじっと見ているかのようです。
その黒目は吸い込まれそうなほどに深く、不気味さを漂わせていました。


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どうやら体を少し折り曲げて、背中の黒色模様を目玉のように見せているようです。

調べてみるとリンゴドクガの幼虫のようでした。

黄色っぽい個体が多いようですが、この子は真っ白でとても美しかったです。
ドクガですが、毛に毒はないとのこと。
食草はバラ科、ヤナギ科、ブナ科、カエデ科など。

しばらくその場で動き出すのを待っていましたが、一つ目のふりをしたまま一向に動く気配がなかったので、諦めてその場を後にしました。
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by garden-cat | 2011-07-08 13:44 |

バラハタマフシ

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これ、何だと思います?
何かの実でしょうか?
淡いピンクで一見おいしそうですね。

ふふふ。(と、不気味に笑ってみる)

実はこれ、ノイバラについたバラハタマフシ(薔薇葉玉附子)という虫こぶなんだそうです。
虫こぶの中心部は空洞になっていて、そこにはバラハタマバチという蜂の幼虫が一匹います。
秋にノイバラの葉が落葉する時に一緒に地面に落ち、そのまま越冬します。
翌年春にそこから成虫になって出てくるそうです。

で、その成虫の画像を探したのですが、見つけられませんでした。
どんなハチなんだろう?
気になります。

撮影場所は民家の庭
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by garden-cat | 2011-06-11 17:18 |

ナミテントウもいました

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星が四つ。
綺麗な色合い。
羽化したてかな。


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近くに蛹の抜け殻がありました。
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by garden-cat | 2011-06-06 22:50 |

テントウムシの蛹

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今年はテントウムシの蛹をよく見かけます。


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いろんな葉っぱについていました。


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こちらは成虫。
ナナホシテントウ。
艶々の赤、綺麗♪
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by garden-cat | 2011-06-05 22:36 |

もう梅雨入りよ~

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なんだか、もう梅雨入りしたそうで。。。

台風も来てるし。

・・・5月だよね?

季節がもの凄い勢いで通り過ぎてゆく。

この子たちは、少し早い雨期の訪れを喜んでいるのかな?


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^^


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・・・。


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(;^_^A
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by garden-cat | 2011-05-27 23:15 |
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アゲハの赤ちゃんが誕生しました♪
この子は実生で出てきたミカン科の小さな木にいました。
庭にあるミカン科の木は、ミカン、ユズ、ナツミカン、キンカン、スダチです。
そのうちのどれかだとは思うのですが・・・(;^_^A

もういっちょ。


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先日、ナミアゲハとクロアゲハが同じ木に卵を産んでいたのですが、この子はどっちだろう?
無事に大きくなるのか、楽しみです♪


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ミカンの花も咲きました。甘い、いい香りが辺りに漂っています。

それなのに。。。

台湾の拡散図 5/23~5/27位まで風が内陸に向かって吹き、日本全土を覆います。

そして、こちらを掲載します。
「みえないばくだん」

~全文引用~

『みえないばくだん』
 
さく おおしばよしこ
こうせい じょうたろう



むかし、せんそうがありました。
そらにひこうきがたくさんとんできて
ばくだんをおとしたり おとされたりしました。

とかいにすんでいた こどもたちは
がっこうのおともだちと しゅうだんそかいをしました。
おとなが こどもだけでも まもらなくてはいけないとおもったからです

こどもはいなかのあんぜんなところににげました

それから なんじゅうねんかたって

えらいひとたちがべんりになるものをつくりました。
とかいにばしょがないから いなかのとちがあるところにつくりました
とかいのひとは
「たくさんでんきがつかえてべんりだな」とよろこびました
いなかのひとたちは
「しごともふえて、おかねももらえてくらしもらくになるな」とおもいました
えらいひとたちは
「みんなもよろこんでいる。もっとつくったほうがいいだろう。」といって
たくさんたくさんべんりになるものをつくりました

あるひとがいいました。
「たしかにべんりになるけれど、これは『ばくだんになるもの』じゃないの?」

えらいひとはいいました。
「ふつうにつかっていれば ばくだんにならないよ。
とかいのひともいなかのひともみんなよろこんでいるよ。」

「そんなことをいうきみだってべんりになることをよろこんでいるじゃないか」

『ばくだんになるもの』はべんりです

いなかのひとは しごともふえて せいかつもよくなりました
とかいのひとは いなかにばくだんになるものがつくられて
とかいがべんりになっていることすらしらないひとがたくさんいました

だけど… 
『ばくだんになるもの』は ほんとうにばくだんになってきてしまいました


あるひとはいいました。『ばくだんになるもの』はあぶないよ
えらいひとはいいました

「ふつうにつかっていれば ばくだんにならないよ
とかいのひともいなかのひともみんなよろこんでいるよ 」


そのはなしをききませんでした
にほんにすんでいるたくさんのひとたちも
くにのえらいひとたちのことをしんじていました

だけどほんとうは くにのえらいひとたちは
じぶんのことばかりかんがえているひとたちばかりでした
『ばくだんになるもの』がばくだんになってしまって
だれかがこまってもしらんぷりです


『ばくだんになるもの』を 
「だいじょうぶですよ。」
といわれて まもってきたいなかのひとはずっとだまされてきたのに
きがつきませんでした

にほんのたくさんのおとなもきがつきませんでした。

あるとき おおきなじしんと、おおきなつなみがきました。
それは 『ばくだんになるもの』を ばくだんにするスイッチでした

くにのえらいひとは
 「とうとうスイッチがおされてしまった。」 と
こまりました。
いままで みんなをだましていたのが ばれてしまうからです

ばれてしまうとたいへんなので だいじょうぶなことにしました
いままでもずっと だましてきたからへいきなのです

だけど
 「やっぱりおかしいねっ」て
いうひとが たくさんでてきました

ばくだんのあるいなかにすんでいるひとも ちかくのひとは
あぶないのでおうちにかえれなくなってしまいました

だまされていっしょうけんめいにはたらいていたひとも
にほんのみんなのために ばくだんをとめようとしました

だけどそのばくだんは
ばくはつしてからがたいへんだったのです
そのばくだんは
そらからふってきてもみえません
においもしないし いろもありません
だれもきがつきませんでした

そしてそのばくだんは
10ねんも20ねんもかけてみんなをくるしめる
ばくだんだったのです

みえないからひとびとはこまりました

むかしみたいに そらからばくだんがふってきたら
そかいしなくてはとおもったかもしれませんが
くにのえらいひとたちは みんなをだましているのを
かくしとおさなくてはいけなかったので ずっと 
「だいじょうぶ」
 といいつづけたからです

くにのえらいひとをしんじるひとと
しんじられなくなったひとと
つかれてしまったひとと
りょうほうのいけんにはさまれてこまっているひと
かぞくでいけんがわれてしまったひと

いろいろなおもいのひとがでてきてしまいました

だけど くにのえらいひとが 
「だいじょうぶ」
というので  
にげたくてもうごけないひともたくさんいました
しゅうだんそかいもさせてはくれませんでした


みえないばくだんは
いなかのほうから
とかいやもっとはなれたところにも
かぜやくもにのってしらないうちにやってきました

みえないから わからないのです


にんげんはみえないものをどうやってしんじるかで
いけんがわかれてしまうときがあります
かみさまをしんじるかしんじないか
どのかみさまがいちばんえらいか
みえないからこたえがわからなくて
せんそうになってしまうくにも たくさんあります




そして このばくだんがばくはつしおわるのは
10ねんいじょうかかります。
ばくはつしおわったときに
はじめてみんなきがつくのです

それは びょうきになったりするひとやこどもが
でてきたりしたとき

だから
じしんとつなみのスイッチで
『ばくだんになるもの』が ばくだんになっておちてくるのは
みえないばくだんが
10ねんかかってゆっくり ゆっくりおちてくるのとおなじでした

10ねんごにどかーんとおちるのとおなじなのです


だけど くにのえらいひとは いいました
「だいじょうぶ」


そしてこのみえないばくだんは
なんじゅうねん、なんびゃくねんもそのとちに
すめなくなってしまう どくでした



くにのえらいひとは10ねんごにはもう としをとって
しんでしまいました
じぶんがいきているあいだだけ しあわせだったらよかったのです

こどもたちは おとなになってびょうきになるこがたくさんいました


『ばくだんになるもの』がばくだんになったとき
こどもだったひとが 20ねんごにこどもをうみました
ちょっとだけ おててのかたちがかわっているあかちゃんでした

だけどほかにびょうきはなかったので
よかったね。とおもいました。
そのころには もっとたいへんなびょうきのあかちゃんが
たくさんうまれていました

そのこのおうちのおにわには
ながさが2メートルもあるたんぽぽや
みぎはんぶんとひだりはんぶんで いろのちがう
かわったおはながたくさんさいていました


そのあかちゃんが しょうがくせいになったときに
おじいちゃんとおばあちゃんにいいました


「どうしてわたしは みんなとおててのかたちがちがうの? 」
「どうしてわたしはにほんじんでにほんにすんでいるのに
みえないばくだんをにほんがまいたから
って がいこくじんのおともだちにいわれなくちゃいけないの?」


おじいちゃんとおばあちゃんは

いま
このおはなしをよんでいる
あなたかもしれません


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by garden-cat | 2011-05-23 14:44 |