プールが始まるその前に
2011年 06月 01日
ムラサキカタバミ 南アメリカ原産の帰化植物
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さて、6月になりました。
今月中旬頃から気温と水温が高ければ、幼稚園のプールがはじまります。
今尚、福島原発の状況が予断を許さない中、空気中や雨に含まれる放射性物質も心配ですね。
そんな中で気になる記事を見つけました。
(オレンジ色部分をクリックでリンク先へ飛びます)
東京など首都圏で低線量被曝の症状が子供たちに起きているという情報
全てを放射能のせいにはできませんが、また仮に放射能による影響だったとしても、それを確認するすべはないのだということ。
政府の安全だという言葉を信じて、何の対策もとらなければ、子供たちは緩やかに被曝し続けるでしょう。
5年後の日本がどうなっているのかは分かりませんが、想像力をはたらかせなくてはならないと感じています。
【原発事故】安全宣言のカラクリ そして子供になにが起きたか追跡
そして・・・
「残念ですが、フクシマはすでにチェルノブイリを超えているかもしれない」
学校や幼稚園は子供を教育する機関ではありますが、子供の命の保障はしてくれません。
子供の命は私たち一人一人が、気を配らなくては守ることはできません。
息子の通っている幼稚園にプールの放射線量を測定してもらうようにお願いしましたが、水中の放射線量を測る機械が見つからないという返答でした。プールはろ過して循環させているとも。
「園としては国の発表に従うしかないので、あとは個人で見学にするなどの対応を」というお話でした。
とても丁寧に文書で返答いただいたので、これ以上は言及しませんでしたが。
水中の放射線の測定器は売られていますが高価です。
放射性核種は普通のろ過循環では取り除けないだろうと思います。
プール清掃の際に若い先生方が被曝しないことを祈るばかりです。
私は先日の豪雨の時も、息子の登園を見合わせました。雨に当たらせたくなかったからです。
プールもこの夏は全て見学にするつもりです。
幼稚園には「放射能の影響を考慮して」ときちんとお話したら分かってもらえました。
『「放射能」の言葉を出すと、黙ってしまい、なかったことにするように話題がそれてしまう。』
ネット上で見かけた言葉です。今の世間はこんな風潮なのだそうです。
危機感がないのでしょうか、それとも、不安のあまり口にできないのでしょうか。。。
また、「冷静な対応を」という言葉をよく見かけます。
この言葉は主に、「危機的状況を煽っているとされる人」に向けられています。
しかし、本当に冷静な対応とは、きちんと現実を見据えて、来るべき未来に向け、今できる最善の対策をとることではないでしょうか?
決して「放射能は安全だ」と思うことではないと思います。
以前にも書きましたが、被曝は積算値です。
微量でも少しずつ体内に蓄積していきます。
できるだけ、内部被曝量を抑えること。
ママにできるのは、それぐらいしかないのですよ。
被ばくで細胞が傷つくとは?
放射線が細胞を貫くと、どのような異変が細胞内で起こるのかを解説した、アメリカで製作された約2分間のビデオです。 ↑
『政府が嘘を言うはずはない、えらい学者さまが言っていることは正しい、新聞が、テレビが、と、与えられる情報をそのまま信じてみんな安心して今崖っぷちに向かって歩いて行こうとしている、崖は壁で隠されてて目の前に崖っぷちが現れるまでそれは見えない』
ネット上で見かけた言葉ですが、今の状況をよくあらわしている言葉だと思います。
「周りの人は何も言わないから」「みんなもプールに入っているし」「食品に含まれる放射性物質は検査して安全なものが出回っているんでしょう」・・・
この命にかかわる重大な問題に直面してもなお、みんなと歩調を合わせようとする。
原発の話題を避ける。
「勉強しないと死ぬ」・・・とある、火山学者の方がおっしゃっています。
何でも人まかせにするのではなく、各々が自身で情報を集め選別して考えてほしいと思います。
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by garden-cat
| 2011-06-01 14:08
| 他