真冬の谷戸で野草調査
2012年 01月 15日
いつもの谷戸で今年初の野草調査をしてきました。
参加者は7名。
今日は田んぼの畦道コースをぐるっとまわって102種(花・蕾・実・胞子をつけているものだけを記録します)確認できました。
多い月で180種位確認していますので、やはり1月はちょっと少なめですね。
明日の林縁コースで確認された種と照らし合わせて重複しているものを省き合計します。
生き物倶楽部では日本自然保護協会(NACS-J)「モニタリングサイト1000里地調査」に参加しています。
2011年にこの谷戸で確認された野草の種数は外来種も含めて461種(不明・疑問種を除く)でした。
これまで過去3年半の調査で確認された累計種数は517種になるそうです。
そのうちの117種が外来種(園芸種含む)。
これは谷戸で確認された野草のうち約22.6%にあたります。
全国平均が20%未満ということなので、この谷戸は外来種率がやや高いことになります。
とはいうものの、残りの400種は在来種。
全国の里山でも豊かな植生に恵まれているといえます。
選択的除草で外来種を根気よく抜き取ったりして、今年もまたこの谷戸のボランティアとして保全に取り組んでいきたいと思います。
例えばこれ。
ナキリスゲがあった場所なんですが、草刈の業者さんが入った時に一緒に刈られてしまいました~(涙)
こうなると記録できません。
保護したいものには目印を立てておくなどもしないとですね。
by garden-cat
| 2012-01-15 22:27
| 草